STAFF
書籍から他の価値を生み出す
ライセンス営業というと、どんな仕事か想像しづらいと思います。例えば、Gakkenが発行している『しましまぐるぐる』という赤ちゃん向けの絵本があります。その絵本をアパレル会社や玩具会社に『しましまぐるぐる』のライセンス商品をつくりませんか?と営業することが仕事です。
つまり、絵本や図鑑などGakkenが発行している商品のキャラクターやコンテンツを、他社の「商品」や「広告」に利用できる権利を貸与すること、それがGakkenのライセンス営業です。
絵本をどのような商品に展開できるのか?という企画提案も担当しているので、絵本の世界観を壊さないように営業することを大切にしています。営業先は多種多様で、広告代理店はもちろん、食品会社や玩具会社などたくさんの人と関わりながら、日々働いています。
チーム力が一人一人の力へ
ライセンスの仕事は、画一的ではなく、主体性を必要とされるので、チームメンバーとどんな商品がいいのか?どんなことが流行っているのか?などのブレストを常に行っています。あるとき、飛び込み営業から広告に繋がって、思わず立ち上がってチームメンバーと喜びを共有したことがあります。それは大手飲料メーカーに「お買い上げ特典」として絵本を採用してもらうというものでした。以前から、チーム内で「飲料のお買い上げ特典になったらいいね」という話が出ていました。それが見事に形になりました。
見たこと感じたことを共有することで、自分が持っていないアイディアがチームから生まれることがあります。チームメンバーとのコミュニケーションは楽しい上に、仕事に結びつくので、とても大切にしています。
とある出勤日の一日
10:00
出社
メールチェックしながらチームメンバーの業務確認
11:00
打ち合わせ、書類作成
他社との商談 新規商品の種類、展開数、デザインの確認。
13:00
ランチ
基本は社食。社食の居心地がよくて他部署のいろんな人が利用するので、そのまま話し込むこともあります。
14:00
他社との商談
権利をご利用いただくライセンシーとの打ち合わせを行うことが多いです。打合せ内容は社外秘の事も!!
15:00
社内打合せ
ライセンシーの商談結果を受けて、各編集部との状況の確認を行います。
17:00
メールチェック/書類作成
メールチェックをしたり、企画書や営業書類を作成するデスクワークの時間
20:00
退社
退社後は商業施設に立ち寄ったり、映画を見たり、インプットの時間に充てるようにしています。
当たり前を打破していく大切さ
ライセンス事業室は立ち上がって間もない、比較的新しい部署です。自社で発行している書籍を「書籍以外の世界にどのように広げていくのか?」という大きなテーマを持っています。
一つの事に注視せず、展覧会やイベントなど今までGakkenになかったビジネスモデルへの展開を積極的に行っています。
例えば、書籍の世界観を基にした展覧会を開催し、ライセンス商品と元々の書籍の販売を行ったことがあります。まったく新しい試みだったので、たくさんの壁にぶつかり、とっても苦労しました。しかし、これまでの形にこだわらないで「やってみようよ!」という熱意は自然とまわりに伝わり、いっしょに楽しむことができました。
Gakkenには面白いことを考えている人がたくさんいます。その人たちと話すことで、自分の好きなこと以外にも視野が広がり、これからもっともっと幅の広い仕事ができそうでワクワクしています。
好きだから仕事にする
学生時代から今も続けているのは、自宅にある銅版画工房で自分の作品を作ることです。インプットされた感情や表現を自分の好きな形に変えて銅版画という手法を使ってアウトプットしています。
その作業は仕事にもつながっていて、知らないコトを知るコトがインプットになります。そのコトを自分の中で消化して、仕事としてアウトプットします。
自分が好きなコトやモノは、仕事中も切り離せないものだと思っています。
インプットとアウトプットをバランスよく保つことで、アイディアが浮かび、そのアイディアをどのように、どんな形にするかを考え、毎日たくさんの人と話をして、仕事が生まれていきます。
私の仕事には「好き」がたくさん詰まっています。
※自宅にある銅版画工房の写真です。
先輩から一言
主体性があって、柔軟な考えを持っている方と仕事をしたい。
自分の意見はとても大切です。でも相手の意見を聞くことも大事なことなので「柔軟性」が問われる立場です。
でも・・・一番大事なのは「なんでも楽しむ!」気持ちです。
※所属・仕事内容は取材当時のものです。
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